板橋では、立ち飲み居酒屋が多いのが特徴的です。東京都内でも屈指の電車の駅が多いエリアである板橋ですので、駅の近くにふらっと立ち寄れるお店が多いのです。また、居酒屋スタイルだけでなく、バーや多国籍料理が堪能できるお店が多いのも特徴となっています。
では、板橋にはどのような魅力的な立ち飲み居酒屋があるのでしょうか？この記事では、1人飲みにも向いている、板橋でビールがおいしい立ち飲み居酒屋を紹介します。
全品300円均一！BEBE
JR板橋駅にほど近い位置にあるBEBEは、板橋駅西口は再開発が進んでいる中で、東口はまだ昔ながらの町並みを残しています。その東口を出てすぐの線路沿いに北へ向かうと古い飲み屋街があります。その中でも、老舗という位置づけなのがBEBEというお店です。路上に「全品300円均一」というインパクトがある看板が目を引きます。13時からオープンと看板には記載されていますが最近は14時くらいからオープンしています。
元々は店主が知り合いから居抜きで店を譲り受けて誕生したお店ですが、店名はそのまま引き継いでおり、看板などもそのまま伝承しています店内は1階がカウンターで、立ち飲みスタイルとなっています。7〜8人くらいで満席になるサイズ感で、こじんまりしています。2階は座敷席があって、こちらは10人くらいまで宴会できるスペースが確保されています。立ち飲みでも宴会もできるという点はうれしいですね。
BEBEは、基本的にドリンクもフードも300円で提供されていますが、ステーキなど一部メニューは割高に設定されています。支払いはキャッシュオンでありますが、事前にチケットを購入する方法も導入されています。ドリンクも含めすべて300円均一。ということでまずは生ビールからいただきましょう。ビールはアサヒのタンブラーで提供されていますが、実際の中身はキリン一番搾りとなります。よく冷えた状態で提供されるので、格別なうまみがありますよ。小さなキッチンとなっていますが、おつまみの種類は意外と豊富です。
目の前のカウンターでは、大皿料理が次々と並べられています。どれにしようか迷った際には、常連さんに相談してみるのもよいでしょう。常連さんにとって特におすすめなのが、自家製つくねのあんかけです。つくね自身は、立ち飲みの定番メニューでもありますが、独特なあんがかかっていて、うまみが格別です。チケット制によって、7枚分で2,100円相当が2,000円なので、100円お得に利用できますよ。
店主は板橋生まれの板橋育ちで、料理人としてずっと働いており、板橋界隈の飲食店で知らないお店はないほどの人気者です。とても気さくな方であり、お店を楽しい雰囲気にするのがとても上手で、常連さんが多いことも納得ですね。お酒については、立ち飲み居酒屋の定番であるホッピーもあります。ホッピーはメガジョッキでもオーダー可能であり、その場合はチケット2枚分が必要になります。
BEBE
所在地：東京都北区滝野川7-1-10
わいわい盛り上がれる！立ち飲み居酒屋 わいわい
立ち飲み居酒屋 わいわいは、2016年3月1日にオープンした、唐揚げをプッシュしている居酒屋です。わいわいと楽しいアットホームなお店であり、まさしく店名通りの雰囲気があります。大山駅の近くにあって、歩いていると見慣れぬ赤提灯が目を引きます。位置的には、大山駅から徒歩5分ちょっとで、板橋ハッピーロード郵便局の並びにありますので、目印に最適ですね。
店内に入った瞬間に、店主さんの賑やかな声が聞こえてきます。看板には立ち飲みと掲げられているのですが、基本パイプ椅子が用意され座って飲むことができます。立ち飲みに抵抗がある方でも、安心して利用できますよ。座席はカウンターのみであり、10名くらい入れる広さとなっています。陽気で明るい店主さんが、和気藹々としたアットホームな雰囲気を作り上げていることで、常連さんがとても多いです。ただ、一見さんにも優しく、会話を愉しみつつの一杯を楽しめます。テレビもあるので、スポーツ観戦がてら飲むのもおすすめです。
ホットコーナーが用意されていて、唐揚げだけの購入も可能となっています。価格は税込みで後払い式となっていて、座れるけれどお通しや席料はありませんので安心して利用できますよ。お酒は生ビールがキリン一番搾り、瓶ビールもあります、サワー類、ホッピーセット、ブラックニッカ水割りなどがラインアップしています。アテは200円台～400円台まで用意されており、唐揚げからスタンダードなものがあります。ちなみに金額がついているものだけ注文できるスタイルとなっています。唐揚げはカレー味、しょうゆ味などがあります。ジューシーな味わいは、ビールとの相性もバッチリですよ。
おすすめはキンピラで、しっかりしたキンピラでシャキシャキ食感が楽しめます。味がしっかりと濃い目であり、お酒のアテとして最適です。唐揚げは、にんにくと生姜が香る醤油ダレのかかっており、濃い目の味付けが印象的です。また、裏人気が高いのがハンバーグです。フワッと感はありませんが柔らかくて家庭的な味わいとなっています。
メニューに銘柄表記がありませんが、黒霧島などの焼酎系メニューも充実しており、とりあえずオーダーしてみることをおすすめします。せんべろしたい方にも向いた、おすすめの立ち飲み居酒屋です。
立ち飲み居酒屋 わいわい
所在地：東京都板橋区大山町3-3
ホルモンがおいしい！元祖立ち飲み ホルモン亭
元祖立ち飲み ホルモン亭は、2016年2月16日にオープンした座れる立ち飲み居酒屋です。肉問屋の店主が営んでおり、肉が安くて美味しいコスパに優れたお店です。無休な上に15時から営業と呑んべえには魅力的な営業時間帯ということもあって、いつも常連さんであふれています。場所はJR板橋駅から徒歩5分ほどの位置にあって新板橋駅からは徒歩3分、下板橋からは徒歩10分と非常にアクセスのよい場所にあります。
店先にはメニュー表記があって、店内にはカウンターがある様子もあるので、初めて訪問する際にも比較的安心感があります。店内に入ると、店員さんすぐに迎えてくれて、ホスピタリティの高さを感じます。立ち飲みと看板に記載がありますが、椅子があって座れるスタイルです。カウンター席と2名がけ、4名がけのテーブル席があって、10名ちょっと入れるほどよいサイズ感です。
やや賑やかさがありますが、落ち着いた雰囲気ですので居心地が良いという特徴があります。テレビが設置されていて、常連さんも気さくであるので、1人飲みでも違和感が無く寂しくありません。価格はわかりやすい税込み表記であり、座れますがお通しや席料は発生しません。お酒はサワーやカクテル類が300円から提供されていて、ビールはサッポロ黒ラベルが生中、中瓶でオーダー可能です。アテとしては、焼き鳥やもつ焼きが1本から、豚煮込み、鉄板焼き、牛すき焼き鍋など、お肉系が中心です。お酒については、ボトルキープもしてもらえますよ。さらには、生ホルモン、串焼き、煮込みについてはテイクアウトできるので、自宅でじっくり味わえる点もポイントです。
鉄板焼きカシラは、ステーキ用の鉄板に乗って登場するなど、インパクトがあるメニューです。大きなサイズでありながらも、200円で食べられるという驚きもあります。たっぷりのカシラだけでなく、もやし、ニラ、玉ねぎなどがニンニク香る醤油味噌ダレで炒められ、カシラが驚くほどやわらかく脂が乗っていて絶品です。シャキシャキの野菜との相性が最高で、食感も楽しめます。濃厚で甘すぎないタレが、ビールをほしくなること間違いありません。
シロは、やや固めで噛みしめると脂が感じられます。臭みなくてタレはとろみのあるみたらしタイプで醤油が強めです。カシラは弾力ありで食べごたえがあり、ついついもう一本オーダーしたくなること間違いありません。砂肝は大き目なサイズ感で弾力が強め、せせりはジューシーで適度な塩気が絶妙です。豚おっぱいは、名前のインパクトがありますが香ばしく、適度に脂感もあってやわらかく歯切れがいいニューです。不思議な食感で、臭みもなく食べやすくて美味しいですよ。
豚煮込みについては脂っこくなく、コクが強めの味噌ベースのスープで煮込まれています。臭みが全くなくやわらかくて美味しいですし、七味をかけるとアクセントになりますよ。以上のように、鉄板焼きやもつ焼き、焼き鳥、煮込みなど、どれも絶品でお酒を愛する方にとって最高のアテになります。適度なサイズ感の店内で、お酒と会話を楽しめるお店として是非おすすめしたいですね。
元祖立ち飲み ホルモン亭
所在地：東京都板橋区板橋１-４５-９ ODAビル １F
TEL：03-4291-6272
タイ料理を楽しめる！立呑みタイ食堂 ひょうたん 大山店
せんべろの聖地とも言える大山の路地裏にひっそりと佇んでいるのが、立呑タイ食堂 ひょうたんです。以前はセップイーリードゥというタイ料理店があった場所に、立ち飲みスタイルのお店が誕生した形です。遊座大山商店街近くにあって、アクセスの良さが目を引きます。近くには、晩杯屋、マナカマナを通って遊座大山商店街がすぐあって、はしご酒にも最適ですね。
奥には4名テーブルが2つありますので、座って飲むこともできます。ガパオやカオマンガイ、トムヤムクンなどスタンダードなタイ料理がランチ時間には堪能できます。また、聞いたことないタイ料理も多いのですが、これはチェンマイの料理となります。壁にはズラリとメニューがあって、町中華の雰囲気があります。なんと、メニューは80種類もあるので、お好きなものからオーダーできます。タイらしいドリンクも多いです。
実は、このお店は3号店という位置づけで、練馬区で10年以上前からタイ料理店を営んでいるオーナーさんが運営しています。なんと、オーナーさんを含めてスタッフはみんなチェンマイ出身です。店名のひょうたんは、少数民族の名前に由来しています。得セットというセットがあって、ヤムウンセンとネームーに生ビールをお得な価格で楽しめます。トッドマンプラは、かわいいサイズ感のさつま揚げであり、付け合わせのサラダも絶品です。
フームーヤンは豚耳焼きのことを指しますが、コラーゲンたっぷりで女性にとってもうれしいメニューです。プラーヌンマラオはピリ辛タイ風蒸し魚であり、日本酒と合わせて食べてもらいたいメニューです。本場のプラーヌンマラオは辛いのですが、日本人でも食べやすくアレンジされています。タピオカスイーツは辛党の方にも納得のメニューです。ホーモッガイは鶏と卵のカレー蒸しであり、アルミホイルに包まれてて優しくむきやすさを確保しています。鶏肉もゴロゴロ出てくるので、ボリューミーさも魅力的です。
えびせんは、湿気ってることもなくパリパリで食感も最高です。カオカームーは豚足ご飯ですが、高菜、小松菜、ジャスミンライスを堪能できます。味付けが美味しくて、箸が進むこと間違いありません。量もしっかりあるので、お腹にしっかり溜まります。
バミーヘンというタイ風汁なし麺は、肉のうまみが強調されています。麺はインスタント風ですが、味付けが美味しいから酒が進みますよ。ビールはサッポロラガーと黒ラベル、そしてタイのビールも提供されています。
立呑みタイ食堂 ひょうたん 大山店
所在地：東京都板橋区大山東町５９-１ 佐古ビルディング
TEL：03-6905-6786
揚げ物を堪能！串一
串一は、長く伸びるアーケード商店街であるハッピーロード商店街が特徴的な大山にあるお店です。駅周辺にはさまざまなジャンルの酒場が集結していますが、串一は2016年11月にオープンした、串カツや刺身などが楽しめる立ち飲み居酒屋です。以前はそば吉というお店があった場所で運営しています。場所は大山駅北口から徒歩3分程度の、踏切すぐ側にあります。目に入ってきたのは金宮の文字であり、店内が明るくて店内の様子も見えるので、立ち寄りやすい雰囲気があります。
明るい店内では、カウンターが伸びていて15名ほど入れそうなサイズ感です。カウンターでは、関西弁のにこやかな店主さんが串カツを揚げている姿を拝めます。テレビがあって、サッカー中継などがあると盛り上がれます。基本的に常連さんが多く、和気あいあいとした雰囲気があります。ただ、ある程度の距離を保って飲めるので、気楽さがあります。ビールについては、生ビールがサッポロ黒ラベル、大瓶でサッポロ黒ラベル、ホッピーセット、酎ハイ・サワー類、日本酒があります。さらに注目なのが、金宮ボトルキープができてき、割用はお1人様何杯でも同じ価格です。その他、地酒なども飲むことができますよ。
セットものも多く、おつかれさんセットは生ビールともつ煮がリーズナブルな価格で楽しめます。串カツは1本80円～130円程の価格帯となっていて、バラエティ豊かに揃っています。一品ものや魚介類があったりするので、メニューは必見です。鯛のあら焚きがなど、豪快なメニューもあります。時期によっては、生牡蠣も提供されていますよ。
地味にうれしいのが、お通しで希に提供されるエシャレットです。味噌につけて、ポリポリと良い箸休めになりますよ。串カツは、しいたけ、レンコン、とり、ホタテ、牡蠣、肉巻トマトなどのラインナップがあります。どれもサクサクであり、良い揚げ具合です。油っこさもあまり感じられず美味しいですよ。また、チューリップタイプのとりは、衣が厚めでサクサクではなくザクザクカリカリとした食感で、そしてお肉は脂ジューシーやわらいですよ。
串カツ用のカレーソースがあり、酸味があり後味はスパイシーでしつこくない味わいを楽しめます。とりにつけてたべるとおいしいですよ。もつ煮込みは、具だくさんで濃いめの味わいでコッテリというよりはスッキリしています。臭みもなく思ったよりピリ辛でお酒がすすむこと間違いありません。
日本酒のラインナップが充実していることでも知られており、峰の白梅や滝自慢、雁木、南、陸奥八仙などのレアなものが多数あります。がっつり飲みたい方も、しっぽり飲みたい方にもおすすめのお店であると言えます。また、ハイボールや各種サワー、ソフトドリンクも充実していますよ。
立ち呑み処 串一
所在地：東京都板橋区大山東町18-7
TEL：03-6886-1110
おいしいビールで乾杯！
板橋エリアでは、特に大山の充実感がうかがえます。近い位置に多くの魅力的な立ち飲み居酒屋があるのがうれしいですね。今回紹介したお店を中心として利用して、おいしいビールを飲みながらみんなで盛り上がりたいですね。
